株のスイングトレードで最適なエントリーポイントを掴む
今回はスイングトレードでの最適なエントリーポイントについて説明します。
スイングトレードについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
【入門編】スイングトレードで株を始める - イシダのチャート分析室
株を売買する上でエントリーポイントは誰にとっても悩みの種だと思います。
「いつ買えば儲かるのか?」
誰しもが考えることですが、残念ながら「こうすれば絶対儲かる」という方法はありません。
しかし売り手よりも買い手に有利なポイントは存在します。
買い手有利な状況のみエントリーする習慣を付ければ、1回毎のトレードで負けが合ってもトータルで利益が残せる様になるはずです。
買い手有利なエントリーポイントをを抑え勝率の高いトレード戦略を立てましょう。
目次
勝ちやすい売買ポイントとは?
初めに勝率が最も高くなりやすい売買タイミングはトレンドがある時です。
そしてトレンドがある状況で、小さな利食い売りが終わった後の押し目買いが、買い手にとって有利なエントリーポイントです。
これを聞いた方は「ただの押し目買いか」と考えるかもしれません。しかし重要なのは押し目買いのタイミングをどう掴むかです。
このエントリーポイントを誤ってしまうと、早すぎて損切りに合ったり、遅すぎて高値掴みになってしまいます。
押し目買いに最適なエントリーポイントを特定するために、まずは大きなトレンドを掴みます。次に小さなトレンドを分析し、最後にロウソクからエントリーを判断していきます。
この順序で分析し、トレンドがある中で正しい押し目買いを行えば勝率は格段に高くなってきます。
具体的な売買ポイント
それでは具体的な売買ポイントをみていきます。
上で説明した通り大きなトレンド、小さなトレンド、今日のロウソクの順に分析を行っていきます。
大きなトレンド
最初に大きなトレンドについてです。
基本的には3つのタイプに分けて考えます。
青丸が勝率を高めやすい大きなトレンドです。上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売り目線でトレードを考えます。
この時、チャートの表示期間を長くしたり、週足で見たりすると現在のトレンドが掴みやすいです。
小さなトレンド
次に小さなトレンドを見ていきます。
小さなトレンドとは大きなトレンドの中のトレンドです。
下の画像は大きなトレンドで使ったチャートの右端上昇トレンドを拡大したものです。
ご覧の通り、大きな流れは上昇トレンドでも小さな流れが横ばいや下向きの期間が頻繁にあります。
このチャートでは10ヶ月間で利益を上げられるポイントは3回しかありませんでした。
順張りをやっていて負けてしまう人はこの赤丸でエントリーしている可能性が高いです。
ロウソク足で判断
最後にロウソク足からエントリーを判断します。
上の画像で気づいた方もいるかと思いますが小さいトレンドの横ばい、下落の後に上昇トレンドがきます。
つまり小さいトレンドに対しては逆張り(押し目買い)を仕掛けていきます。
まずストキャスティクスで売られ過ぎ(20%付近)のところで2本の線がクロスするのを待ちます。
その後、MACDのクロスかロウソクが5日移動平均を超えたところがエントリーポイントになります。
下降トレンドで空売りを狙う時も同じような流れで売りを狙います。
利食い・損切りはいつ?
利食い
利食いについては下記を指標にすると分かりやすく、早まった利食いを避けられます。
基本的に上から順番にシグナル点灯が早いです。
「下がるのを見てられない」という方は一番上が最も安全ですが、タイミングが早すぎる場合もあることに注意してください。
もちろん中長期で上がると確信があれば、大きいトレンドが転換するまでキープするのもありです。
損切り
損切りについてはまず最低ラインを設けてください。最大でも資産に対して2%下がったところに逆指値をおくべきです。
例えば100万円運用で1000円の株を100株買った場合、逆指値は800円に置きます。
しかし、これはあくまで最低ラインです。
基本的にこの売買ポイントで正しくエントリーできた場合、すぐに上昇していきます。
数日間横ばうか、下がったりする場合は逆指値まで待たず、一度撤退を検討してください。
注意すること
上記の戦略で注意すべき点をあげます。
勝率が高いと言っても実際は、焦りや欲望から分析を間違えたり、ダマシもよく起こります。
必ず損切りラインを決めて「この後どう動けば正解か?」と自問してください。想定通りいかない場合はタイミングがずれている可能性があります。
最後に
最後まで読んで頂きありがとうございました!
ここまで読んで頂いた方は自分でチャートを検証してくれると思いますが、今回の戦略は参考程度に考えてください。
たとえ今回取り上げた戦略をそのまま実行しても、性格的に合わなければ判断を誤ってしまうはずです。
トレード戦略は自分の性格に合った物を自分で考えて練るしかありません。
その過程で今回の記事が参考になれば幸いです。
以上、ありがとうございました。