チャート分析から相場参加者の心理を読む!
今回はチャートから相場参加者の心理を読み解き相場の流れを掴むための方法について投稿します。
「市場参加者はこのチャートから何を考えているか?」
これを考えることで、チャートの見方が変わるだけでなく、危険を察知する能力も格段に上がりパフォーマンス改善につながるかと思います。
利益をあげられない方はぜひ参考にしてみて下さい。
目次
相場心理を読む重要性
まず初めに皆さんはどのようにトレード戦略を立てますか?
支持線や抵抗線、MACD、移動平均線などから儲けられそうなポイントを探すという方が多いかと思います。
しかし、何のためにそれら分析ツールを使っているのか考えたことはありますか?
それらツールは相場の流れを掴んだ上で、優位性のあるエントリーポイントを探すための道具です。
相場の流れ、つまり資金がどこに流れているか、または多数派がどっちを向いているかを考えず、分析ツールのシグナルだけを頼りにエントリーすることは上がるか下がるかのギャンブルをしている様なものです。
本来あるべき戦略は「①市場参加者の心理を読み②相場の流れを捉え③最後に分析ツールでエントリーポイントを探す」です。
負けてる方は①と②をすっ飛ばし、③ばかりフォーカスしているのではないでしょうか?
この間違ったステップを改善し正しい順序で戦略を立てることで③の分析ツールの確度を高めることができると思います。
それでは実際に見ていきましょう。
考え方
相場心理と言っても、難しくありません。
考える習慣をつければ、感覚的に分かるようになるかと思います。
具体的な方法。は、出来高と値動きから参加者の総意を読み解きます。
※汚い絵で申し訳ありませんが、下の画像で説明します。
上昇中盤でも買い手が増えている状況で「まだまだ上を目指したい」という総意が伺えます。
②中央は出来高がランダム
ここでは2つの考え方があります。
1つは意見が買い手と売り手の意見が割れている状況。出来高に規則性がなく、値動気が激しい場合です。
2つ目は注目されていない状況。出来高と値動きが萎んでいるのが特徴です。
どちらにせよ、ここでは市場参加者の総意が得られない状況なので手出しは控えるべきです。
①とは反対の動きです。「少しでも高く売りたい、早く手仕舞いしなければ」という総意が伺えます。
実際のチャートで確認
画像の赤丸①では明らかに買いてが強い状況です。
もう少し深読みしましょう。
①の上昇3回目の時に上昇こそしていますが、出来高は少なくなっています。これは明らかに買い手が減っています。その後、天井で大陰線が現れたことから今までの買い一択の状況から売りに主導権が移りつつあります。その後、Wトップを作り下落していることから買い手がいなくなったことがわかります。
そして②では陽線陰線が入り乱れ方向感がありません。出来高もランダムな動きから参加者の意見が割れていることが伺えます。
まとめ
私自身も当てはまりますが、チャート分析に熱心な人ほど「木を見て森を見ず」に陥ってしまいやすいと思います。
「上昇しているが適切な出来高パターンか?」
「横ばいで市場参加者の総意がない、エントリーすべきでない。」
この様に自問し、まずは大きな流れを考えましょう。
そして売り買いどちらに優位性があるか見極めた上で、最後に分析ツールでエントリーポイントを探す。
これが本来あるべきトレード戦略ではないでしょうか?
以上、最後まで読んで頂きありがとうございました。
質問はコメントで受け付けています。