イシダのチャート分析室

株のチャート分析に関するブログを投稿しています。

正しいトレード心理を身に付ける

今日は 12月21日(月)大反省な1日の投稿でも触れた「トレードマインド」について考えたので、改めてまとめます。

 

株のトレードで利益を上げ続けるには、トレード手法も去ることながら、精神面も鍛えなければなりません。

トレード技術は経験を重ねて、それなりにチャートを見る習慣があれば後からついてきます。

しかし、トレードにあったメンタルは意識的に訓練しなければ、いつまで経っても成長しません。

実際に本を読んで「あるべき精神状態」を分かっていても、意識的に矯正しなければ、誘惑や恐怖をコントロールすることはできません。

私自身、4年間トレードをしてきて、「もっと早く知っていれば」と最も感じる要素です。

なかなか利益が伸ばせない人にとって勝利へのヒントとなるような内容になっていますのでぜひ最後まで目を通してください。

 

目次

 

状況別精神状態

トレードメンタルが未熟な人は、自分の置かれている状況によって感情がコロコロ変わっていきます。

おそらくトレード経験者であれば感じたことのる感情だと思います。

それぞれの状況をイメージしながら目を通してください。

 

勝っている時

「トレードの才能がある」

「何買おうかな?」

「そろそろ大きく仕掛けよう」

 

■負けている時

「どうせまた負ける、、、」

「次は取り返す!」

「もっと勝てる手法があるはずだ」

 

■含み益がある時

「そろそろ利益確定したい」

「先月はこれだけ負けたからもう少し上がるまで待とう」

「下がるかもしれない、利食いしておこう」

 

■含み損がある時

「分析は正しい、上がるはず!」

「損失確定嫌だから、もう少し様子見しよう」

「この前買ったからまだもう少し耐えよう」

 

含み損がすごい時

「戻すまで放置しよう、、、」

「底値でナンピンすればとり返すことができる」(短期トレーダー)

「次から気をつけよう」

 

こんな心の声が聞こえたことありませんか?

 

このような心の声が制御できた時、本当の勝ち組トレーダーになれると思います。

これらは全て邪念です。

例えば先月資産に対して10%のマイナスを食らっている状態で、今資産に対して10%の含み益があるとします。

どんな気分になるか想像して見てください。

 

「トントンだ、とりあえず利食いしたい」と考える方がいるかと思います。

 

そのような感情を抱いているとチャートが売りシグナルを出しているように見えてきます

そして後から振り返ると、まだ上げ途中で利益を取り逃した、という結果になることがあります。

ここで言いたいことは上記の例であげたような邪念がチャートの見方を歪めてしまうということです。

エントリーすべき時に臆して機会を逃したり、利食いが遅れて利益が残せなかったり。私たちの感情がトレードに大きく邪魔をする場合があります。

 

 

あるべき精神状態

それではあるべき精神状態を考えていきましょう。

私が考えるベストな精神状態は邪念がない状態、つまり無感情です。

聞こえは悪いですがお金をお金と考えず、ただゲームで数字が増えたり減ったりするぐらいの感覚がいいかと思います。

損切りする度に、「あれ買えるぐらい損してる、、、」と感傷的になると、必ず次のトレードで機会を逃すような邪念が生まれます。

そしてエントリーが遅れ、また損切りという悪循環に陥ってしまいます。

これは私自身、何度も経験しているので間違いないでしょう。

もちろん損切りに至った原因については反省するべきです。しかし利益を伸ばせない人は反省ではなく悲観していることがあります。

 

シグナル発見→エントリー→ダメなら損切り、下がるまで保有

このサイクルを淡々と繰り返す精神状態を作っていかなければいけません。

 

正しいトレードメンタルの作り方

損失や利益に対してどう感じるか。性格の影響が大きいと思いますが、後から矯正できると思います。

私自身、小心者でドキドキしながらエントリーし、少しでも下がると落ち込むような性格でしたが、ある程度緩和することができました。

 

実際にやってみて良かったと思う、邪念を振り払う方法をあげます。

 

売買ポイントを1つに絞る

ここ以外は絶対エントリーしないと決めてしまうことで、無駄な考えを捨てることができます。

売買機会は少なくなりますが、大事なのは勝つことよりも、ルールに従うことです

それを徹底するためにもオススメの方法です。

 

エントリー理由、損切り利食いをメモる

何を狙ってエントリーしたのか。ここを忘れてしまうと邪念が生まれやすくなります。

この時にただ損切り値を決めるだけではなく、ロウソクがこんな形の場合は?どんな上がり方を想定して?など、より具体的な行動プランも決めておくといいかと思います。

 

瞑想

ゾワゾワした時はとにかく心を落ち着けることが重要です。

株価を見て高揚したり、ドキドキする時には5分だけでも瞑想して落ち着くことをお勧めします。

瞑想は精神状態の安定にとても効果があったので強くおすすめします

 

本で勉強

ゾーン、リスクの心理学、ザ・トレーディング、ファスト&スロー

 

最後に

ここまで書いておきながら、私自身もまだまだ修行中です。

今でも邪念に襲われることが多々あります。

しかし、「余計なこと考えてるな」と客観的に自分を見ることで少しづつ冷静を保てるようになっています。

トレードメンタルについて考える以前とは成績も違いますし、何より普段の精神状態がとても安定しています。

今日この記事を読んで今までテクニカルばかり考えていたな、と思い当たる節がある人はトレードメンタルについても考えて見てください。

 

質問等あればコメントにお願いします。 

以上最後まで読んでいただき、ありがとうございました。